高校生対象英検2級合格セミナー
2015/08/05
英検の問題集を過去問を中心に過去15年分くらい見返しみてつくづく思う。
よくできているなあ、、と。
以前(とは言ってもずいぶん前だが)の「重箱隅つつく問題」や「こんな英語実際に英語ネイティブ使うの?」
なんていう例文や問題はきれいさっぱりなくなっている。
(異論があるかもしれないが、英検を作成する委員会もTOEICテストという強力なライバル登場で、設問の質向上に余念がないことは間違いない。少なくとも10年くらい前の問題集の例題にあるような、aucenticityに??がつくような問題は見当たらなくなった。)
むしろ、英語圏の現地に行って、大人として(ここでは高校生以上を指す)社会性を伴ったコミュニケーションをするための必須単語や語彙、構文がこれでもかこれでもかと出題されている。
私は、このことだけをとっても英検2級を高校生のうちに取得しておく価値はあると、強く思う。
合格のため(私が設定する合格とは、8割以上のスコアで合格することをいう。経験から6割ぎりぎりで合格証をただ獲得することは、時間的・経済的におすすめできない。そのくらいで合格を目指すためにお金と時間を使うくらいなら、高校生として何をやっても一番伸び盛りの時期の今、もっとやらなくてはいけないことがいくらでもあると個人的に思う)
合格のためにはっきりといえることがある。
文法やボキャブラリー問題は言うに及ばず、リスニング、リーディング、作文にしろ、結局語彙力があるかないかがクリティカルだということ。
知っている単語なら、聞いても読んでも書いても大丈夫なわけで、知らない語彙が多ければ多いほど、正解を得られない。
つまり合格からは遠ざかってしまうのである。
しかもただ単にその語彙の意味を知っているだけでなく、その語彙が実際に使われるコンテキスト(場面)がイメージができているか。
さらに、自分で口真似でもいいので、その語彙を使った例文でシャドーウィング(実際に声に出して話してみる)を繰り返しやった経験があるかどうかはとても大切で、このことは、ただ6割のスコアをとって合格の形だけ整えるとは次元が違う。将来にわたって自分を助けてくれる英語力(英会話力)のベースとなってくれるはずである。
SBGCでの私の英検合格セミナーは、語彙力習得を中心に、その語彙が実際に使用される場面をレッスンで再現し、
一緒に発話し、そのセンテンスなり、短いパラグラフが口をついて自分で言えた時、英語ネイティブが君のことをどのような思うか、会話の相手として君をどう評価するかを説明し、肌感でことばに触れてもらうことを心掛けている。
だから、やる気のある生徒からは、「そっかーー、そういうことか。。」というフレーズをよく聞くことが多い。
できれば、大学内部進学で英検2級合格が必須の高校1年生、2年生の皆さんには、早めに着手して、余裕(8割以上のスコア)で
合格を手にしてもらい、将来の英語力(英会話力)向上のベースを不動のものにしてもらいたいと願っている。
文責 M.ITO